ASCADE

INTERVIEW01

ほぼ全てが前例のない開発。
顧客と同じ目線に立ち、ビジョンの実現に貢献する。

システム開発

研究支援

プルーフオブコンセプト

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helmINTERVIEW01プロジェクトインタビュー

K.K

K.K

2022年入社

東京工業大学大学院でデザイン工学を学んだ後、新卒入社の会社でデータアナリストとして活躍。2022年に他社のCEOから紹介されアスケイドに入社する。

M.N

M.N

2000年入社

学生時代の専攻は地震学で地殻変動データの解析プログラムを書いたりサーバ/ネットワーク基盤技術への興味などからソフトウェア開発企業へ就職。アスケイドには立ち上げ時から参加している。

Chapter-01

最高峰の学術機関を支える

K.K

まず、お2人のアスケイドでのポジションについて教えてください。

  • K.K
    当社は具体的な部署や役職はなく、全員がソフトウェアエンジニアと名乗っています。そのため明確なチーム分けなどもないのですが、私は入社してからずっとNさんのもとでプロジェクトを進めています。
  • M.N
    私はアカデミア関連のプロジェクトを担当することが多く、現在はKさんと一緒に某国立研究機関の研究支援を行っています。Kさんにはこのプロジェクトのサポートや、派生プロジェクトの開発をお願いしています。決して簡単な分野ではないのに率先して勉強してくれるので、私としてもかなり助かっています。
  • K.K
    そうやって勉強した部分を「Kさんこれってどうだっけ?」と知識の面で頼ってくれるのもNさんの素敵なところです。常に穏やかな方なので相談もしやすく、いつも助けてもらっていますね。

冒頭からお2人のチームワークが垣間見えますね。では、プロジェクトの詳細についても教えてもらえますか。

  • M.N
    某国立研究機関のプロジェクト自体はかなり前から動いているのですが、今本筋として動いているのが『研究者向けの研究支援サービス』です。
  • K.K
    私の入社前から動いていたプロジェクトなので、もう立ち上げから2年〜3年は経っているかと思います。
  • M.N
    元々私がアカデミア系のプロジェクトを任されることが多く、以前からHPC(ハイパフォーマンス・コンピューティング)やクラウドサービスなどの分野で支援を行っていました。今回のプロジェクトもこうした流れでお客様からご相談いただいて動き出したものです。

それまで類似のサービスなかったのでしょうか。

  • M.N
    論文のアップロードや閲覧ができるような小規模なサービスは点在していましたが、あくまでもデータベースとしての機能のみでした。今開発を進めているのはより検索の精度が高く、かつ研究者同士のコラボレーションも促せるようなより高度なものを開発しています。
  • K.K
    私の担当している派生プロジェクトはこの検索精度を上げるための『オントロジー』に関するものです。お客様から直接ご相談いただいたことで始まったプロジェクトでした。

Chapter-02

全ての始まりは顧客理解から

M.N

プロジェクトは長期になるケースが多いのでしょうか。

  • M.N
    アスケイドは既存技術の開発ではなく、リファレンスのない(類似システムがほとんどない)ソフトウェアの開発を得意としていて、最初にPoC開発を行うプロジェクトが多くあります。先ほど挙げた某国立研究機関のケースもまさにそれで、実際の開発に移るまでの時間の方が長かったです。
  • K.K
    私が任されている派生プロジェクトも同じで、お客様の「こんなことできないかな」に耳を傾け、相談に乗りながら一緒に考えたり提案したりする時間が大半です。プロトタイプを作って見せて、「やっぱりこうしてみよう」「そもそもこれ必要ですかね…」など、お客様と議論しながら開発を進めています。
  • M.N
    本当にいらなそうな時は「やめましょう!」とハッキリ言うこともあります(笑)。ただそれくらい正直にコンサルティングを行い、『お客様に本当に必要なもの』を具体化していくのが私たちの役割だと思っています。だからこそコンサルティングに時間が掛かるんですよ。

一般的な開発手法とは一線を画しているように思えます。

  • M.N
    お客様が何を思い描いているのかを理解し、共通の言語で話せるようになってからようやく要件定義などへ進んでいくため、確かに一般的なIT企業とはやり方が違うと思います。
  • K.K
    学術研究機関等のプロジェクトに関わる際は、お客様を理解するためにまず担当者(研究者が多い)の論文やレポートなどパブリックになっている文献はできるだけ読むようにしています。最近はお客様がSNSやブログを更新していることも多いので、こうした媒体を通じて研究の目的なども把握できます。顧客理解は深めやすい時代なのかなと思います。
  • M.N
    また、議事録を取ると自然と「この単語なんだろう」「どんな意味なんだろう」ということが可視化されていき、顧客理解が進みます。Kさんも最初は苦労しながらも頑張ってくれました。
  • K.K
    本当に全然知らない単語ばかりでした(笑)。

顧客理解こそがアスケイドの核となる部分なんですね。

  • M.N
    そうですね。信頼してもらえると向こうから相談を持ちかけてくれることが増え、よりビジョンも鮮明になっていきます。実際にオントロジーの案件も、お客様から直接Kさんに声が掛かったものでした。入社1年半でそこまで信頼してもらえるのは、Kさん自身の努力の成果だと思います。
  • K.K
    元々研究室に所属していて、まわりにも現役の研究者がいるような環境で育ってきたので、研究者の考え方とか苦労はなんとなく知っていたんです。こうした部分もお客様に評価していただけたのかなと思います。

Chapter-03

綿密なリサーチがより良い結果に

M.N, K.K

開発を進める上で大変だと感じる点はなんでしょうか。

  • M.N
    前例がほとんどない開発なので、「これを流用すればいい」みたいなものがないんですよね。
  • K.K
    なので調査に時間を掛けることがほとんどです。これを実現するためにはどんなやり方がいいのか、どんな言語を使うべきかなど、徹底的に情報収集をした上で開発を進めていきます。

ゼロベースから組み上げていくんですね。

  • K.K
    ゼロから作るというよりは、「既存のものをどう組み合わせるか」というのがポイントだと思います。先輩に事例を聞いてみたり、オープンソースのコードを調べてみたり、とにかく情報収集をし、可能性を検討していくことが大事です。
  • M.N
    その「組み合わせ」の部分が本当に難しい。煮詰まった時は素直に小休止を入れたり、早めにまわりを頼ってみたり、柔軟に切り替えていくことが大事だと思います。先ほどのKさんの話にもありましたが、私が積極的にまわりを頼るのもこうした理由が大きいです。その道の専門家に聞くのが一番の近道ですし、アイデアの幅も広がっていきます。

臨機応変な対応が大切なんですね。

  • K.K
    特にNさんは色んなプロジェクトを並行しているので、その部分は本当に大変だと思います。
  • M.N
    上手く切り替えていかないといけないので、その点は確かに苦労しています。

Chapter-04

自立と学びが根付いた風土

M.N K.K

逆にお2人がやりがいを覚える瞬間も教えてください。

  • K.K
    前職はBtoCのWebサービスのためお客様の顔が見えなかったのですが、アスケイドは基本お客様の顔が見え、反応が分かるのが面白さだと感じています。
  • M.N
    私はお客様と意思疎通ができた時ですね。お客様の要望にぴったりと合致したアウトプットができた時に達成感を覚えます。時間を掛けて調査したものが上手くハマった時は率直に嬉しいですし、手応えを感じられる瞬間です。

大変な中にもそれを上回る楽しさがあるんですね。

  • K.K
    大変は大変ですが、私は新しい知識を入れるのが好きなのでそこも楽しさの一つです。
  • M.N
    Kさんは前職の頃から独学でPythonを学んで業務に取り入れていたりと、面接の段階からかなり勉強熱心な印象を受けました。必要な知識や言語を自ら学び開発に活かしていく。アスケイドのエンジニアに一番大事な素質を持っていると感じました。

社内間の連携はどのように取っているんでしょうか。

  • M.N
    基本的に全員テレワークなので、チャットやWeb会議などのツールを使うことが多いです。そもそも帯広や岡山に住んでいる社員もいるので、オンライン上で解決することが多いですね。
  • K.K
    出社している時は近くの先輩に聞くことも多いです。社内はワンフロアかつフリーアドレスなので気軽に声を掛けられますし、先輩たちも「どうしたー?」と快く話を聞いてくれるので、コミュニケーションは取りやすい会社だと思います。

最後に、どのような方がアスケイドに向いていると思いますか。

  • M.N
    一番はお客様から提示される問題や課題の解決に面白さを見い出せる人ですね。明確な仕様書のない開発も多いので頭を抱えることも少なくありません。その中でも「おっ、これは上手くいきそうだ」「調べてみると面白いな」「こんなやり方もどうだろう」など、自分なりにワクワクできる瞬間をたくさん作れる人は強いです。実際にそういう人が伸びていますね。
  • K.K
    プロジェクトごとに使う言語も変わり、その都度勉強する機会があるので、そういう過程を楽しめる人も向いていると思います。提案とコーディングを一貫してやる仕事でもあるので、広く色んな知見に触れたいという方もマッチするかと思います。
  • M.N
    Kさんもいろいろ技術書を読んでますよね。
  • K.K
    先日は『初めてのTypeScript』を買いました。
  • M.N
    私も買って積読してあります(笑)
helm
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in Conclusion

一番に感じたのは、学びを楽しむ風土が根付いているということ。
新しい技術や知識を積極的に取り入れ、試行錯誤さえも楽しさの一つとして昇華する。そんなメンバーが集まり、顧客と真摯に対話を重ねているからこそ、大手メーカーや学術研究機関からも信頼を受ける企業へ成長しているのだと感じました。
また、先輩・後輩間の信頼関係も強く、お互いの強みを尊びながら開発に取り組む姿勢も、アスケイドならではの強みなのではないでしょうか。